カウンターピックの基本原則『キル・サステイン・ポーク トライアングル』について
チャンピオン同士の相性について考える際に便利な『キル・サステイン・ポーク トライアングル』の原則について説明します。
ランク戦では、カウンターピックは非常に有効ですが、LOLの初心者からすると、どのチャンピオンがカウンターになるのか分からなくて困るものです。
そこで、初心者でもカウンターピックが分かる、便利な図がこのトライアングルです。あくまで単純化した一般原則にすぎず、必ずしも当てはまるわけではないのですが、知っておくとゲーム理解が深まりますので、まだ知らなかった人は一読をお勧めします。
キル・サステイン・ポーク トライアングル
キルはサステインに強く、サステインはポークに強く、ポークはキルに強い。じゃんけんのような、三すくみの関係です。
そもそもキル、サステイン、ポークって何?
キル (Kill)
強力なCCや高火力で、敵チャンピオンをキルすることに長けていること。サステイン (Sustain)
回復能力に長けていること。(回復能力のことをサステインといいます。)ポーク(Poke)
長距離レンジから一方的にハラス攻撃して、敵のHPを削ることに長けていること。(一方的なハラス攻撃をポークといいます)
サポートチャンピオンのカウンターピック例
サポート系チャンピオンを例にとって具体的に説明します。
キル性能に長けたサポートチャンピオン(例:Leona, Blitzcrank)
- サステイン系サポートに対して強い!
- 高火力とCCで一気に敵をキルするため、敵に回復スキルを使わせる暇を与えません。敵のヘルスを100から0に一気に持っていくため、例えばSorakaのヒールは間に合わないでしょう。
- 味方ADCとの相性
- CC持ちや、高火力のADCと組むのが良いです。例えば、BlitzとGravesが組んで、Blitzがロケットパンチ(Q)で引っ張ったところに、GravesがQとULTを撃てば、キル確定します。
サステイン性能に長けたサポートチャンピオン(例:Soraka, Nami)
- ポーク系サポートに対して強い!
- 敵からのポークでHPを削られたとしても、回復すればいいだけ。敵のポークを実質無効化することができます。
- 味方ADCとの相性
- Vayneなどのレーン弱者の世話係になり、キルされないように回復してあげて、しっかりCSを取れるようにサポートしてあげるのが良いです。
ポーク性能に長けたサポートチャンピオン(例:Lulu, Lux)
- キル系サポートに対して強い
- 敵のキル系サポートは回復能力がありません。一方的なハラスで敵のHPをじわじわ削り、有利な状況を作ることができます。
- 味方ADCとの相性
- レーン強者と組んで、対面の相手を一方的にいじめるのが良いです。例えば、CaitlynとLuluが組んで、2人で対面をハラスし続ければ、終始相手はタワー下に押し込まれることになるでしょう。
おわりに
このトライアングルはあくまで一般論に過ぎず、個別のマッチアップについて、検討することが必要になります。たとえば、Sonaはサステインとポーク、両方の性能に優れていますが、ポーク性能が高いにもかかわらず、Qスキルのレンジの関係上、ブリッツには非常に弱かったりします。
ただ、それでも、あくまで一般原則としてキル>サステイン>ポークであることに変わりはないので、トライアングルの基本原則も知っておくと、よりゲーム理解が進むかと思います。
いろいろ情報収集をしてLOLのゲーム理解を深めながら、日本鯖(サーバー)の続報を待ちましょう。