理想のCSスコアと、『自己目標値』と『CS差』を意識してプレイすることの大切さ
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リーグオブレジェンドで上達するにはCSが大事とはいうけれど、具体的にどのぐらいのスコアを狙えばいいのか?ということについて考察します。
また初心者の方のために、CSの目標値やCS差の概念について解説します。
TOPやMID、ADCのようなレーナーはもちろん、自分でCSを取る必要のないジャングルやサポートであったとしても、必ず知っておくべきゲーム知識です。
1. 理想のCSスコアは『(分 - 2) x 10』
目標CSの目安は『(分 - 2) x 10』
— LMH@LOLノート (@lolnote_jp) 2016年3月7日
10分で80、20分で180を目指そう!
備考
・初心者は20分120目標でOK
・20分150以上で十分合格ライン
・ゲーム展開、デス数などにより上下する
・対面より多いほうが良い pic.twitter.com/8XKMKxQNOx
理想の目標CSは『(分 - 2) x 10』がシンプルでオススメです。
これはあくまで『理想』のスコアであって、ダイヤ以上、マスターやチャレンジャーのプレイヤーでもこのぐらいのCSスコアで十分という話です。
またゲーム展開に影響されるため、『目安』にすぎません。CSを取りやすい展開であれば高レート帯ならより高いスコアを取得できるべきですし、逆にCSを取りづらい展開だとプロでもこの理想のCSスコアは難しいでしょう。
大体10分マークや20分マークで自分のCSスコアを確認して、「よし、20分180CS取れてる。今回のゲームはCSは順調だな。」のように自己確認をしましょう。
以下、初心者の方向けにCSスコアについてより詳しく解説します。
2. 理想のCSを取れるわけがない件について
さて、レベル30になりたての人が、この理想のCSスコア(20分180CS)を取得することは極めて難しいことです。
私の場合は、LOLを始めたばかりでレベル30になったときシルバーに配属されました。ロル友達にCSが大事だよと言われていたので、CSスコアをいつも確認していたのですが、理想のCSスコアには到底届きません。
それどころかADCのようなCSが大事なロールでさえ、20分マークで100CSにすら到達せず二桁どまりなことのほうが多かったぐらいです。最初はそれが普通だと思います。
3. 初心者はまず『自己目標値』を大事にしよう
初心者はまず○分で○CSという自己目標値を意識して、CSを落とさない丁寧なプレイを心がけましょう。オススメの自己目標値は、20分120CSです。
私の場合は、ロルを始めたばかりでシルバーに配属されたとき、20分で120CSを取ることを自己目標としていました。
- 20分120CSに到達するためにはどう動くべきか?
- 到達できなかったときはその原因はなぜか?
そんなことを自分で考えながらプレイすることで、ゲームの上達に役に立ったと思います。
特にゲーム序盤ほどCSスコアに意味があります。5分マーク、10分マーク、20分マークでどれだけのCSを取れたかを意識しましょう。
もちろんレーニングはCSだけではありません。ハラスも大事だし、キルも大事だし、寄りも大事です。ジャングル内の戦闘に寄らないと味方に苦情を言われたりすることさえあるでしょう。
でも特に初心者ほど、たくさんのことを一度にやろうとせずに、まず自己目標値のCSスコアを重視するほうが良いと私は思います。
CSの目標値ははじめは20分120CSで、レートが上がるにつれて、自己目標値は140、160と上げていきましょう。
4. 中級者以上は対面との『CS差』を意識しよう
レートが上がるほど対面との『CS差』という相対値が大事になってきます。
上のMIDティーモ vs カタリナの画像でいうと、10:36マークで81CSというCSスコアだけを見ると、並程度なのですが、対面とのCS差をみると、81 vs 43とほぼダブルスコアの大きな差がついていて、経験値・ゴールドともにMIDレーンはティーモが圧勝していると判断できます。
『CS差』を作る一番の方法は、相手をリコールに追い込んだり、キルしたりすることです。
敵にファームをさせない技術(ハラス、ダメージ交換、ゾーニングなど)を磨き、そして、キルできるチャンスがあれば見逃さずに仕留めましょう。
もう1つ例を見てみましょう。上のMIDアニヴィア vs ティーモの状況を見て、どちらが勝っているでしょうか?
KDAだけを見ると1アシストリードのアニヴィアがリードしていますが、CS差を見るとティーモが42CS分リードしています。
大体『15CS = 300ゴールド = 1キル』と考えて、ティーモが3キル分(45CS)ぐらいリードしているため、MIDレーンはティーモが勝っている状況と判断できます。
少しのCSリードで良しとするのではなく対面を徹底的に潰すことで、自分の力でチームを勝利に導く、すなわち、キャリーすることができます。
5. CSにまつわる余談。
余談ですが、キルされてKDAが悪いのにCS差では対面に勝っているレーンがあります。この場合は大抵プレイヤーとしての腕は、CSが買っている側が上なのですが、ジャングラーのギャンクなどによってキルが発生したときに起こりがちです。
別の余談ですが、順調に高いCSスコアを取っているのに、味方が自分のレーンに寄ってCSを取りはじめて、自分のCSスコアが悪くなることがあります。特に低レート帯で起こりがちなのは、全員がMIDに寄るというARAM現象です。この良し悪しはケースバイケースですが、サイドレーンのCSが疎かになるため、チーム全体でのゴールド獲得効率が悪くなり、あまり良い結果につながらないことのほうが多いと思います。
上記の余談から何が言いたいかというと、自己目標値やCS差の概念は、味方とのチームプレイのためにも知っておくことが大事なのです。
TOPやMID、ADCのレーナーだけでなく、ジャングルやサポートというCSをあまり取らないロールにとってもCSスコアの知識は大事です。味方のCSスコアを見て戦況を判断したり、味方のレーナーがCSを取りやすくなるようにサポートしてあげるなどの動きが求められます。
おわりに
本エントリは以上です。
大体20分マークで○CSぐらい取ろうという『自己目標値』を持ちつつ、さらに時々TABキーを押して対面よりも多く取るという『CS差』をチェックするという、この両方を意識したプレイを心がけましょう。