すべてのジャングラーが知っておくべき、『30のジャングルの知識とテクニック』 前編 (1-15)
海外フォーラムのRedditに投稿された、ジャングルについての人気まとめを日本語でご紹介します。ジャングラーの方はぜひ読んでみて、ジャングルの立ち回りについての知識を再確認してみましょう。
原文は分量が多いため、前編と後編とで分けさせていただき、本エントリでは前編として1-15について以下紹介します。
なお原文は、2年前のシーズン4に投稿された内容のため、現行のシーズン6とは一部異なる箇所もあります。そのため、一部のTIPSについては、ピンク色の文字で脚注を加えました。
すべてのジャングラーが知っておくべき、『30のジャングルの知識とテクニック』 前編 (1-15)
サモナーのみなさん、こんにちは。ジャングラーの方のために、ジャングルについての重要なTIPSのまとめを作ることにしました。私が知っているものや、関連トピックから収集したものを以下にまとめます。
あまりにも多くの人が忘れがちなことですが、タイマーを意識しましょう。特に2つめのバフが大事です。
※現在はTABキーを押すことでバフや中立オブジェクティブのタイマーを見ることができます。適宜TABを押してタイマーを確認した上で行動しましょう。
低レート帯のジャングラーは立ち回りのタイミングが悪いため、彼らの青バフをスティールして有利をとることができます。また、自軍の青バフを味方のMIDに渡して、スノーボールしてもらうことも大事です(通常7分前後のはずです)。
7分マークのインベードでは、場合によっては敵ジャングラーが自軍のバフをスティールしにくることを想定して、逆に敵軍のバフを取りにいくこともできます。この方法で、1vs1に強い敵ジャングラーとバフの取り合いをせずに済みます。
もし2つ目のバフをスティールしたのであれば、3つ目はスティールしないこと。敵はスティールを警戒しているはずなので、少なくともより慎重に進めましょう。
敵が青サイドの青バフを確保していることが分かれば、このときこそ、ドラゴンを楽に狩れる絶好のチャンスです。敵のMIDとジャングラーがマップの逆サイドにいるため、15-20秒もの間、敵が寄ってくることはありません。
あなたがアムムで、敵がウディアであれば、後の赤バフへのインベードを予測しておきましょう。ウディアですから、インベードしてくるに決まってます。敵の弱点を理解し、そこを付くことが大事です。例えばエリースが相手であれば、タイミングよくインベードできたからといって、そう易々と上手くいくとは思わないことです。
アムム、WW、セジュアニなどをプレイしているとき、敵のジャングラーはあなたがビクビクしながらジャングルを回っているだろうことを想定しているもので、これを逆手に取ることができます。敵の森深くにワードを差せれば、シヴァーナ相手にも赤バフスティールをすることができます。シヴァーナはFFラッシュのために全スモールキャンプを回ろうとするからです。特にWWはポーションを買わずに、ワードだけを買えば、安全にスティールをすることができます。
注:FF = Feral Flare、S4のアイテム
注:S6で緑ワードがなくなったため、現在はワードを複数買うことはできません。
敵のTOPがタワー下までプッシュしてはMIAを繰り返している時は、自軍ジャングルにワードをさしておきましょう。そうしないと、バフが敵にスティールされてしまいます。MIDのメイジに関しては、7分時点ではダメージ不足のためこの心配は生じません。MIDレーンで同様の状況のときは、バフスティールよりも、敵MIDのロームを警戒しましょう。
チャンプによって最大ダメージの出し方が異なります。
例えば、リーシンのQは対象クリープのヘルスが少ないほど大ダメージを与えるため、スマイトを使ってからQを打つほうがよいでしょう。シンジャオのULTは対象クリープのヘルスが大きいほど大ダメージを与えるため、危なっかしい状況で敵の赤バフを大急ぎで取りたいときは、最後のトドメではなく最初にRを使うべきでしょう。J4であればPassive + Q + Smiteのコンボを使うことで、バフが取られるのを防ぐことができたりします。
(読者の方からのコメントで、J4はアーマー軽減も考慮して、Qを使ってからAAをするほうが良いとのことです)
例えば、自分のチャンプがバロンに1300ダメージをきっちり与えられることを知っておくのは、バロンを確保するにも、スティールするにも大事なことです。
視界が取ることで敵のギャンクを防ぐことができます。敵ジャングラーのギャンク経路の奥のほう、例えばトリブッシュや敵サイドのバフ周辺にワードを挿すなど、敵ジャングラーがバフを取った後に取るであろうギャンク経路を考えた上で、事前にワードを置きましょう。
もちろんチーム全員がワードを挿すべきですが、ちゃんと視界を確保しないプレイヤーもいます。トップが敵ジャングラーにキャンプされてるのに、ワードを挿さないプレイヤーがいれば、彼のためにワードを挿してあげましょう。
茂みまでプルするか、茂みにワードを挿すかしましょう。
ドラゴンをプルすることで視界上で有利になり、敵からスティールされにくくなります。
急いで最短経路を取る必要があるとかでない限り、RiverBush経由のギャンクは最も安っぽいものなので避けましょう。この茂みはワードが挿されてる可能性が高く、また、ニダリーのトラップとかが置いてあるかもしれません。
TP持ちの敵TOPを殺したら、そこを去らずに、トップレーンの茂みに待機して、TPで戻ってきた敵を再度ギャンクしましょう。
注:関連エントリ
www.lolnote.net
MIDレーナーはギャンクされ続けた後に、まさか8回目のギャンクが来るわけがないと考えているものなので、更にギャンクしてあげましょう。
マッチ前にop.ggを開いて、連敗続きの敵レーナーをキャンプしましょう。相手のプレイが雑になる可能性が高く、敵チームの士気を下げることができます。
敵レーナーがキャンプについて不平をこぼして、そこにテントでも張って待機してろよ、とまで言ってくれば、絶好のチャンスです。もっとキャンプして、敵プレイヤーの士気を下げましょう。でも、暴言まで吐く必要はありません。安っぽいテクニックを使うからといって、マナーまで安っぽくしてはいけません。
すこし育ったレネクトンが、キャンプしてみろよと挑発してきたら、あなたにそこに居て欲しがっているのです。トップが何よりも欲しがっているのはキルであり、ダブルキルを取り、ダブルバフまで取れること。挑発に乗って、何十パターンもの逃げ手段を持つレーンばかりに無駄な労力を費やしてはいけません。その間に敵のMID MordekaiserがWraithキャンプを取ったりしているかもしれません。
※Tax(=税金)。Gankの後などにCSの経験値やゴールドを徴収すること。
ケイルの声を聞き、ソナの教会に入り、全員をミュートしましょう。雑音を消すことで、ゲーム内の行動に集中することができます。
ジャングラーであるあなたが、もっとも多くのゲーム内情報を握っていることでしょう。あなたが一番の頭脳派という意味ではなく、すべてのレーンで何が起こっているのかを注意深く観察して、敵がギャンクに来そうであればpingを数回鳴らすなどして味方を助けましょう。
gankが成功した後はShoveして、敵に経験値とゴールドが入らないようにしましょう。
レーンを放置しておくよりプッシュすることで敵のCSを消すことができるときに限り、レーンをプッシュしましょう。プッシュしてしまいたいのは分かりますが、Gankの後にレーンがフリーズしやすい状況であれば、せめてレーナーにプッシュかフリーズか聞くべきです。レーナーに迷惑をかけたうえに、もうGankもしてあげないなどと言い出す奴になってはいけません。
ジャングラーが毎ゲームをキャリーする必要はありません。キャリーはAPCやADCに任せて、遅れをとったときはサポートアイテムを買ったり、より安全なビルドにしたりしましょう。すぐ死んでしまう状況で、ダメージを出そうとするのは無意味です。
スーパー糞野郎になって、op.ggで味方チームの誰が連勝しているのかを調べましょう。きっとそのプレイヤーがチームで一番上手なので、彼のレーンをギャンクしましょう。
味方のTOPジャックスがスノーボールできるようにしたり、常にBOTレーン近く待機して敵のヴェインがBotrkを完成できないようにしたりしましょう。
もし敵のジャングラーが上手ければ、同じことをやろうとするはずです。あなたが敵のヴェインを腐らせたければ、敵ジャングラーはそのヴェインをスノーボールさせたいのです。そのため、ワードをしっかり挿して、カウンターギャンクされて3v3になるような事態を避けましょう。敵のヴェインがトリプルキルを取ってしまったら終わりです。
敵のジャックスを腐らせることに成功して、もうレーンに戻れなくなったら、ジャックスはロームするでしょう。ジャックスがBOTにいって、トリプルキルを取って、一気に遅れを挽回するような事態にならないよう、プレッシャーを与え続けましょう。
おわりに:翻訳の際の注意書き
LOLノート著者が翻訳時に行ったことについての注意書きです。
・情報を見やすくするために、全TIPSについてタイトルをつけた。(原文はタイトル表示はなく、箇条書き形式)
・一部の文章を意味が伝わりやすくなるように加筆修正した。(例:原文でlolkingとなっているものは、op.ggと改変した)
・シーズン変更により影響があるものはピンクの文字で注を加えた。
上記の作業のため、原文と若干異なる表現をしている箇所もあります。より忠実な表現が気になる方は、原文リンク先を参照ください。