LOLの2014年世界大会でもっとも使用されたチャンピオンのランキング、TOP編
2014年の8月から10月にかけて、S4 World Championshipが開催されました。賞金総額は213万ドル(約2億5000万円)。強豪のアメリカ、ヨーロッパ、中国、韓国、他アジアに加えて、LOL新興地域のブラジルやトルコな、各リージョンの強豪プロチームが集う、世界最大規模の大会です。
この大会では、合計78試合が行われて、すべての統計データが出ています。この統計データをもとに、各ロールにおいてもっとも大会で使用されたチャンピオンを解説コメントを交えながら紹介したいと思います。
本エントリではTOPレーンのチャンピオンについて、BANとPICKそれぞれのランキングをまとめます。
もっともBANされたTOPチャンピオン
まずBAN(使用禁止指定)されたチャンピオンのランキングから。
Alistarは脅威のP&B率100%。93.59%BANされているため、ほとんど大会では姿を見る事が出来ませんでした。
NidaleeはPick率は低い割に、BAN率が高かったです。他の主要TOPチャンピオンがレーン弱めなのに対して、Nidaleeはレーンが強い。そしてNidaleeの中盤以降のSplit-pushがはじまると、もはや止める手段がなくキャリーされてしまう危険性があるという、独特のプレイスタイルが嫌われて敬遠されたようです。
※BAN = 特定チャンピオンを使用禁止にすること。レベル30以降のランク戦など、ドラフトピックモードでは各チーム3キャラまで任意にBANできる。
もっともPICKされたTOPチャンピオン
今大会ではMid/JungleのピックがAD系が多いこともあって、チーム構成のバランスを取るため、TOPはAP系が多かったようです。
そして、タンク装備でも高火力という、攻守を両立するタイプのチャンピオンが好んでピックされました。MaokaiはRoA装備の後はタンクアイテムで、RyzeはRoAとTearの後にFHで、Tankyかつ高火力に成長する、といった感じです。
Season3の大会では一切姿を見なくなったIreliaが、Season4の最後にまた返り咲いたのも興味深いです。この1〜2年で、他のTOPチャンピオンが弱体化して、相対的にまたOPになりつつあるようです。
※KayleのデータはSupportでPickされた回数を含みます
その他のTOPチャンピオン
準決勝戦で、Akaliが1回だけピックされてTOP運用されました。これでAkali TOPがますます定着しました。
Mundoは10回ピックされたものの、勝率はわずか10%でした。ムンド!