ダイヤモンドのチームファイト考察3-ULTやCCの無駄遣いについて
「ダイヤモンドの」と銘打っていますが、特に今回の考察は「ブロンズのチームファイト考察」と置き換えても良いぐらい基本的な話です。
結論から言うと、ULTとCCを上手く活用したチームが、チームファイトを制します。当たり前のことなのですが、これが出来るか出来ないかが、勝負の分かれ目になるのが現実です。
以前、コーチングのために友達のブロンズ帯のゲームを見ていた時に衝撃的だったのは、お互いのチームがULTを無駄打ちし合っている様子でした。ことごとく、ULTが当たっていないのです。まずは、各チャンプのもっとも強力なスキルであるULTを的確に当てることからスタートしましょう。
題材の動画はこちらで、2つのチームファイトについて考察します。一度見ても何が起こっているのか理解しづらいと思いますが、下記解説を参考にしたうえで、繰り返し動画を見て、何故勝ち負けが決まっているのか自分なりに考えて理解してみてください。
注:なんとなく別のフォントを使ってみたところ、なぜか動画エンコード時にバグって、読みにくい二行表示になってしまいました。最初で最後の可愛いフォントをお楽しみください。
以下解説です。
シーン1:赤チームのスキルの無駄撃ちが凄まじいと話題に!
敵の赤チームは、ULTの『無駄撃ちの嵐』、そして、ひとりまたひとり、とソロ特攻してくる『時間差エンゲージ』というブロンズ顔負けのチームファイトっぷりです。
青バフめがけてULTの無駄撃ち
突然のULTぶっ放し、さらにQのバブルも無駄撃ち
Wのスタンを無駄撃ち、ソロ特攻して成果なくULTで逃げ返る。
エコーの後、時間差で特攻。微妙にタイミングが悪かった。惜しい。
綺麗な4man ULTを決めたけど、他チームメイトはすべてのスキルを使い果たしているので、フォローが一切なく後の祭り。
私的考察ではAzirは4人にULTを当てて、さらにキンドレッドにイグゾまでかけるというミクロな操作含めて、素晴らしいプレイだったと思いますが他4人が酷かったですね。
【追記】
最悪なタイミングでDCして死亡
(今のなんでラックスは棒立ちで死んだんだろう?というのが疑問で、このリプレイを見直してみた際に今回のエントリのテーマを思いつきました。キンドレッドの私としては、ラックスは後ろに下がってくれればULT使う準備してたのに、という状況でした。)
シーン2:ナミ、パンツ、アジールのULTとCCチェインで逆転勝利!
まさかのTP(このTP見たときはびっくりしました)
ダリウス救うためのULT
まさかの至近距離からのULT。そして、まさかのヒット。
ULTで敵をゾーン
さらにバブルでチェインCC
まさかのトリプルキルスティール(すみませんでしたw)
意味不明な味方のダリウスTPから始まるという、お粗末な開幕ながら、結果オーライで劣勢から逆転勝利できたシーンです。なぜ勝てたかというと、それぞれのULTやCCがしっかり入ったためです。
シーン1とチーム構成が似ているのですが、シーン1でも、敵の赤チームはこんな感じで、アジールとナミ、その他のチャンプの攻撃を重ねて当てられていれば、逆転勝利できたのではないかと思います。ラックスがDCまでしていたわけですからね。
追記:拝啓ダメスター様
『絞っても乳は出んぞ。』という衝撃の台詞によって、日本鯖ではアリスターサポートは屈指の人気サポートチャンプとなりました。しかし、残念ながらアリスターはダメスター、と思うようになるぐらい、日本鯖で無数のダメスター達を見かけました。
ダメスターの特徴は、レーンでは、ADCがフォロー攻撃できないタイミングで、いきなり奥深くの敵にソロ特攻でW-Q当てにいっては、ダメージ交換に負けて貴重なマナも使い果たしてしまうことです。(味方が合わせてくれない、と考えているかもしれませんが、むしろ、合わせようがないタイミングで特攻してるのです)。
上記のシーン2でも、アリスターがソロ特攻しているのですが、これ系のミスは非常によく見かけます。彼が本当にやるべきことは、後ろの3人にW-Q当てることではなく、ULTで突っ込んできたパンテオンをノックアップして、まずルシアンを守ることです。
アリスターは分かりやすいスキル構成で、多少失敗しても一定の活躍ができるため、初心者の間でも人気ピックだと思います。しかし、一つ覚えでソロ特攻ばかりするのではなく、味方が合わせられるかどうかを考えることが大事です。また、敵の脅威から味方ADCを守るという、ピールの観点も意識して柔軟にプレイすることで、もっと活躍できるようになるかと思います。
敬具
TOP絵:http://wacalac.deviantart.com/art/the-Emperor-of-the-Sands-495034620